smbmount (8)

Samba 2.0.7

25 September 1999 (JP-2000/01/26)

NAME

smbmount - SMB ファイルシステムのマウント )

SYNOPSIS

smbmount service mountpoint [ -o options ]

DESCRIPTION

smbmount は、 smbfs 共有をマウントするために使われる COMMENT ( smbmount mounts a SMB filesystem. ) これは通常 mount(8) コマンドが "-t smbfs" オプションを用いるときに、 mount.smbfs として呼び出される。 カーネルは smbfs ファイルシステムをサポートしている必要がある。

smbmount のオプションは、コンマで区切られた key=value の組のリストの形で指定される。

注意: smnmount は実際のマウントを行うために smbmnt を呼び出す。 従って、smbmnt がパスの通った中にあるように気を付けること。

username=<arg>
は、接続する際に用いるユーザ名を指定する。 指定されないときは、環境変数 USER が使用される。 このオプションは、user%password や user/workgroup もしくは user/workgroup%password という形で、 ユーザ名の一部としてパスワードやワークグループを指定することも可能である。

password=<arg>
は SMB のパスワードを指定する。 指定されない場合、guest オプションが指定されていない限り、 smbmount はパスワードを求めるプロンプトを表示する。

netbiosname=<arg>
は、送信元の NetBIOS 名を設定する。 規定ではローカルマシンのホスト名が使われる。

uid=<arg>
は、 マウント先のファイルの所有者として用いる uid を設定する。 これはユーザ名でも数値の uid でも指定できる。

gid=<arg>
は、 マウント先のファイルの所有グループとして用いる gid を設定する。 これはグループ名でも数値の gid でも指定できる。

port=<arg>
は、リモートの SMB ポート番号を指定する。 デフォルトは 139 である。

fmask=<arg>
は、ファイルのパーミッションを指定する。 これはマウント先のファイルに設定するファイルのパーミッションとして用いられる。 規定では、現在の umask を元に設定される。

dmask=<arg>
は、ディレクトリのパーミッションを指定する。 これはマウント先のディレクトリに設定するパーミッションとして用いられる。 規定では、現在の umask を元に設定される。

debug=<arg>
はデバッグレベルを設定する。 これは SMB 接続の問題をチェックするのに有用である。

ip=<arg>
は、接続先のホスト名もしくは IP アドレスを設定する。

workgroup=<arg>
は、接続先のワークグループを設定する。

sockopt=<arg>
は、TCP ソケットのオプションを設定する。 smb,conf ファイルの "socket options" パラメータを参照のこと。

scope=<arg>
は、NetBIOS スコープを設定する。

guest
パスワードプロンプトを表示しない

ro
read-only でマウントする

rw
read-write でマウントする

AUTHOR

smbfs, smbmnt および smbmount の維持管理者は Andrew Tridgell である tridge@samba.org

日本語訳

  • 高橋 基信 (monyo@samba.gr.jp)
  • 太田 俊哉 (ribbon@samba.gr.jp)