make_unicodemap (1)

Samba 2.0.7

23 Oct 1998(JP-2000/05/13)

NAME

make_unicodemap - Sambaのunicode変換ルール表を生成する

SYNOPSIS

make_unicodemap codepage inputfile outputfile

DESCRIPTION

このプログラムはSambaシステムの一部である。

make_unicodemapは、テキストのunicode変換ルール表ファイルをバイナリのunicode変換ルール表のファイルに変換する。 これは、Samba 2.0の国際化の機能で用いられる。

OPTIONS

codepage
これは、処理を行おうとしているコードページ。すなわちUNIXのキャラクタセットを指定する例: 850)。

inputfile
処理を行う入力ファイルである。 source/codepageディレクトリにあるような、テキストのunicode変換ルール表ファイルを指定する。

outputfile
変換されたバイナリの出力ファイルである。

Samba Unicode Map Files

テキストのunicode変換ルール表ファイルは、特定のDOSコードページ、すなわちUNIXキャラクタセットから、どのように16bit unicodeに文字を変換(map)するか 記述したファイルである。

バイナリのunicode変換ルール表ファイルは、上記の情報をバイナリ形式にしたものであり、DOSコードページ、すなわちUNIXキャラクタセットを特定する情報が含まれている。

FILES

CP<codepage>.TXT

これらのファイルは、Sambaのsource/codepageディレクトリにある(テキストの)unicode変換ルール表ファイルである。

テキストのunicode変換ルール表ファイルの各行は、2つのフィールドから構成されている。 各フィールドは以下の通り:

  • character: (16進数表記で)文字がこの行に書かれてる。

  • unicode:変換後の16ビットunicode文字が(16進数表記で)書かれている。

  • unicode_map.<codepage>作成される出力(バイナリ)のunicodeマップファイルであり、lib/codepagesディレクトリに置かれる。

    VERSION

    各々のシステム管理の問題なので、以下のことは一般的な提案として受け止めて欲しい。

    make_unicodemapコマンドは/usr/local/samba階層にインストールすることを推奨する。 このディレクトリはすべてのユーザに読み込み可能でrootのみ書き込み可能である。 make_unicodemapコマンドはすべてのユーザに実行可能にすべきである。setuid,setgidをこのコマンドにけっして行わないように。

    VERSION

    このmanぺージはSamba 2.0システムに適用される。

    SEE ALSO

    smb.conf(5),smbd(8)

    AUTHOR

    オリジナルの Samba ソフトウェアと関連するユーティリティは、Andrew Tridgell samba@samba.org によって作られた。 Samba は現在 Linux カーネルが開発されているような方法でのオープンソースプロジェクトである Samba Team によって開発されている。

    オリジナルの Samba の マニュアルページは Karl Auer によって書かれた。マニュアルページは YODL 形式(別の、優秀なオープンソースソフトウェアで、 ftp://ftp.icce.rug.nl/pub/unix/ にある)で変換され、Jeremy Allison によって Samba 2.0 リリースのために更新された。samba@samba.org

    バグレポート、コメント等の提出方法の詳細と、協力してほしい項目のすべてのリストを得る方法は、samba (7) を参照のこと。

    日本語訳

  • 土居恵介 doi@samba.gr.jp
  • 補訳 校正
  • 高橋基信 monyo@samba.gr.jp
  • 太田俊哉 ribbon@samba.gr.jp