testprns printername [printcapname]
このプログラムは Samba スイートの一部である。
testprns はとても簡単なテスト・プログラムで、 与えられたプリンタ名が、smbd が提供するサービスとして有効かどうかを判定する。
この場合の「有効」とは、「指定された printcap で見つけられる」ことを意味する。 このプログラムはかなりまぬけである。 したがって、用いる printcap ファイルは常に指定するようにするのが賢明である。
プリンタ名は printcap ファイルの各レコードの最初のフィールドから得られ、 正式なプリンタ名 1 つと、縦棒('|')で区切られているいくつかの別名が識別される。 このプログラムは、指定されたプリンタ名の抽出しか行わない。 printcap の構文の確認や検査は行われない。 プリント・スプール・システム (lpr システム) のチェックは testprns より甘いかもしれないし、厳しいかもしれない。 いずれにせよ、testprns がプリンタを見つけられるなら smbd も同じように見つけられるはずである。
printcap 名が指定されないと、testprns はコンパイル時に指定された printcap ファイル名を調べようとする。
/etc/printcap これは通常、調べられる既定の printcap である。 printcap (5) を参照のこと。
プリンタが有効とわかると、 メッセージ「Printer name <printername> is valid」が表示される。
プリンタが無効とわかると、 メッセージ「Printer name <printername> is not valid」が表示される。
このプログラムにより、
Samba デーモンのの動作中に
通常記録されるすべてのメッセージが
現在の作業ディレクトリの
test.log
に記録される。
プログラムはデバッグ・レベル 3 で動作するため、 かなり詳細なログ情報が出力される。 エラーや警告が出た場合には、ログを注意深く調べてみると良い。
そのほかのメッセージは読めばわかるだろう。
printcap (5), smbd (8), smbclient (1)
オリジナルの Samba ソフトウェアと関連するユーティリティは、 Andrew Tridgell samba@samba.org によって作られた。 Samba は現在 Linux カーネルが開発されているような方法での オープンソースプロジェクトである Samba Team によって開発されている。
オリジナルの Sambaの マニュアルページは Karl Auer によって書かれた。 マニュアルページは YODL 形式(別の、優秀なオープンソースソフトウェアで、 ftp://ftp.icce.rug.nl/pub/unix/ にある)で変換され、 Jeremy Allison samba@samba.org によって Samba 2.0 リリースのために更新された。
バグレポートの提出方法の詳細と、協力してほしい項目のすべてのリストを 得る方法は、samba (7) を参照のこと。
日本語訳