testparm (1)

Samba 2.0.7

23 Oct 1998 (JP-1999/12/25)

NAME

testparm - smbd 構成ファイル内部の正当性を検査

SYNOPSIS

testparm [-s] [-h] [-L servername] [configfilename] [hostname hostIP]

このプログラムは Sambaシステムの一部である。

testparmsmbd 構成ファイル内部の正当性を 検査するための 非常に簡単なテストプログラムである。このプログラムが 問題なしと報告した場合、smbd による構成ファイルの ロードが成功することが確実な形で、構成ファイルを使用することができる。

ただし、構成ファイルに指定されたサービスが、期待通りに動作するか、 有効になるかということは保証されないことに注意されたい。

コマンドラインにオプションのホスト名と IP アドレスが指定されると、 テストプログラムはサービスエントリに対して動作し、指定したホストが 各サービスを利用する権利を持つかどうかを報告する。

testparmsmb.conf にエラーを見つけると 呼び出したプログラムに 1 の、エラーがなければ 0 の終了コードを返す。 これにより、シェル・スクリプトは testparm からの出力をテストできる。

OPTIONS

-s
このオプションが指定されない場合、testparm はサービス名を表示 した後でプロンプトを表示し、リターンキーが押されると、サービスの定義を ダンプする。

-h
使用方法のメッセージを表示する。

-L servername
%L マクロの値を設定する。 これは %L マクロによって指定される include file を試験するのに有用である。

configfilename
これはチェックする構成ファイルの名前である。 このパラメータを指定しないと、既定の smb.conf ファイルがチェックされる。

hostname
このパラメータとそれに続くパラメータが指定されると、 testparm は smb.conf 中の "hosts allow""hosts deny" パラメータを使って、 指定された IP アドレスと hostname が smbd サーバに アクセス可能を許可されているかを判断する。このパラメータが指定した場合、 次の hostIP パラメータも指定すること。

hostIP
これは前のパラメータで指定したホストの IP アドレスである。 このアドレスは、hostname パラメータを指定した場合必ず指定すること。

ファイル

smb.conf これは通常 smb.conf が使用する構成ファイルの名前である。

診断

プログラムは構成ファイルのロードが正常に完了したか否かを報告する。 ファイルがロードされなかった場合、エラーと警告が出力される。ファイルの ロードが完了したなら、プログラムは設定されているすべてのサービスの詳細を 標準出力に出力する。

バージョン

この man page は version 2.0 の Samba システム用である。

SEE ALSO

smb.conf (5)smbd (8)

AUTHOR

オリジナルの Samba ソフトウェアと関連ユーティリティは、Andrew Tridgell samba@samba.org によって作成された。現在 Samba は、 Samba Team によって、Linux カーネルの開発と同様に、 オープンソースプロジェクトとして開発されている。

オリジナルの Samba マニュアルは、Karl Auer によって執筆された。 マニュアルのソースは Jeremy Allison samba@samba.org によって、 YODL 形式に変換され、Samba 2.0 リリース用に更新された。 (YODL はオープンソース・ソフトウェアの優れた作品である ftp://ftp.icce.rug.nl/pub/unix/) より入手可能)

完全な貢献者の一覧、バグ報告やコメントなどの提出方法の詳細については、 samba@samba.org を参照してほしい。

このマニュアルの日本語訳(1999/12/25 更新)の作者:

  • 高橋基信 (monyo@samba.gr.jp)
  • 佐藤文優 (fumiya@samba.gr.jp)