Samba システムは、 Server Message Block(通常 SMB と略される)プロトコルを実装した UNIX 用のプログラムの集まったものである。 このプロトコルは、ときどき Common Internet File System(CIFS) 、 LanManager もしくは NetBIOS プロトコルとして言及されることもある。
Samba システムはいくつかのコンポーネントで構成される。 各コンポーネントには個別のマニュアルベージが用意されている。 Samba に付属するドキュメントと、 使用するコンポーネントのマニュアルページを読むことを強く推奨する。 マニュアルページに意味のわからない所があれば、 samba@samba.org にパッチやバグレポートを送ってほしい!
Samba システムは、Gnu Public License (GPL) の元にライセ ンスされる。 ライセンスの複製は、パッケージの COPYING ファイル中にあるはずである。 Samba システムの複製を配布することは奨励されているが、このライセンスを きちんと遵守してほしい。
Samba システムの最新バージョンは samba.org のディレクトリ pub/samba/ からの anonymous ftp によって入手できる。 また世界中のさまざまなミラー・サイトからも入手可能である。
Samba についての有用な情報は、ニューズグループ comp.protocols.smb や Samba メーリングリストで入手することができる。 メーリングリストに参加する方法の詳細は、Samba 付属の README ファイルにある。
もし Web ブラウザ(たとえば Netscape や Mosaic)を持っているなら、 http://samba.org/samba/ にて Samba メーリングリストの過去記事を含む多くの有用な情報を得ることができる。
この man ページは、Samba システムのバージョン 2.0 用になっている。
もしあなたが Samba プロジェクトに貢献したいと望むなら、 samba@samba.org の Samba メーリングリストに加入することを勧める。 参加の詳細に付いては、 http://samba.org/listprocを参照のこと。
提供可能なパッチや報告すべきバグを持っているなら、それらを直接 samba@samba.org 宛にメールすることもできる。 しかし、このパッケージの莫大な人気のため、Samba Team がメールに答える には時間がかかる。パッチは diff -u形式のパッチだとありがたい。
プロジェクトの貢献者は、多数にのぼるため、ここには記述しない。しかし全 員が全ての Samba ユーザから称賛されるに値する。全員のリストを見るには、 cvs で管理する以前については ftp://samba.org/pub/samba/alpha/change-log を、cvs で管理するようになってからの貢献者については ftp://samba.org/pub/samba/alpha/cvs.log を参照のこと。
CVS は Samba Team が Samba の開発に利用しているオープンソースのソース 管理システムである。このプロジェクトは、cvs 無しには管理しきれないに違いない。
加えて、現在、いくつかの商用の組織も Samba Team に資金や装備の 援助を行なっている。詳細に付いては Samba Web ページ中の http://samba.org/samba/samba-thanks.html を参照のこと。
オリジナルの Samba ソフトウェアと関連するユーティリティは、 Andrew Tridgell samba@samba.org によって作られた。 Samba は現在 Linux カーネルが開発されているような方法での オープンソースプロジェクトである Samba Team によって開発されている。
オリジナルの Samba の マニュアルページは Karl Auer によって書かれた。 マニュアルページは YODL 形式(別の、優秀なオープンソースソフトウェアで、 ftp://ftp.icce.rug.nl/pub/unix/ にある)で変換され、Jeremy Allison によって Samba 2.0 リリースのために 更新された。 samba@samba.org.