ヒント

以下のヒントは、生産性を向上させるために役立つアイデアを提供します。これらのヒントは、以下のセクションに分割されます。

ワークベンチ

現在の位置 ワークベンチ・エディターはナビゲーション・ヒストリーを保持します。 編集中に、別にエディターを開く場合は、  「ナビゲート」>「戻る」 (Alt+左矢印、またはワークベンチ・ツールバーの 左矢印アイコン 戻り矢印) を押すと、最後のエディターに戻ります。これにより、開いている複数のエディターをきわめて簡単に操作できます。
ストリングのインクリメンタル検索 「編集」>「次をインクリメンタル検索」(Ctrl+J) または「編集」>「前をインクリメンタル検索」 (Ctrl+Shift+J) を使用してインクリメンタル検索モードに入り、突き合わせるストリングを入力します。 入力するたびに一致がインクリメンタル検索されます。 検索ストリングは状況表示行に示されます。 Ctrl+J または Ctrl+Shift+J を押して、次の一致または直前の一致にジャンプしてください。 インクリメンタル検索モードを終了するには、Enter または Esc を押してください。
最後の編集位置へジャンプ 「ナビゲート」>「最後の編集位置へジャンプ」 (Ctrl+Q) を使用して、最後に変更を行った位置に戻ります。 「最後の編集位置へジャンプ」アイコン とマークされた対応するボタンがツールバーに表示されます。このツールバー・ボタンがパースペクティブに表示されていない場合は、 「ウィンドウ」>「パースペクティブのカスタマイズ」>「その他」> 「エディター・ナビゲーション」と選択することで、ツールバー・ボタンを追加することができます。
行操作のためのショートカット

3.0 の新規機能

Eclipse エディター・フレームワークに基づくすべてのテキスト・エディターは、1 行上へ移動または 1 行下へ移動 (Alt+↑および Alt+↓)、行のコピー (Ctrl+Alt+↑および Ctrl+Alt+↓)、現在行の上または下への新規行の挿入 (Ctrl+Shift+Enter および Shift+Enter)、および大文字または小文字への変換 (Ctrl+Shift+Y および Ctrl+Shift+X) を含む、編集機能をサポートしています。
クイック Diff: 編集時の変更内容を表示

3.0 の新規機能

クイック Diff では、入力中に、色分けされた変更表示が提供されます。これをオンにするには、 テキスト・エディターの場合は、ルーラー・コンテキスト・メニューか Ctrl+Shift+Q を使用し、 すべての新規エディターの場合は「一般 (General)」>「エディター」>「テキスト・エディター」>「クイック Diff」 設定ページを使用します。 例えば、ディスク上のファイルの内容または最新 CVS 改訂などの参照と比較して、 エディター・バッファーへの追加、削除、および変更を色で示します。

クイック Diff

マウス・カーソルが垂直表示域の変更上に置かれると、吹き出しにオリジナルの内容が表示されます。 ルーラーのコンテキスト・メニューを使用して、オリジナルの内容を復元することができます。 またコンテキスト・メニューでは、参照とクイック Diff の使用可能/使用不可を切り替えることもできます。

注釈の表示のカスタマイズ

3.0 の新規機能

「一般 (General)」>「エディター」>「テキスト・エディター」>「注釈 (Annotations)」設定ページで、エディターの注釈の表示をカスタマイズすることができます。

「注釈 (Annotations)」設定ページ

高速ビューを使用した画面スペースの管理 高速ビューを使用して、ビューを簡単にアクセスできる状態に保ちながら、 画面のスペースを解放します。 高速ビューのアイコンをクリックすると、他のビューの上部に高速ビューが一時的に表示されます。 高速ビューは、その外側をクリックすると消えます。 ビューのシステム・メニューの「高速ビュー」コマンドは、高速ビューとそうでないビューとの切り替えを行います。 また、左側のショートカット・バーにビューをドラッグして高速ビューを作成することもできます。
ドラッグ・アンド・ドロップを使用してエディターを開く 「ナビゲーター」または「パッケージ・エクスプローラー」のようなビューから項目をドラッグして、 それをエディター・エリアにドロップすることによって、項目でエディターを開くことができます。
削除されたリソースを復元する コンテナー・リソースを選択して「ローカル・ヒストリーからの復元」を使用し、削除されたファイルを復元します。 一度に複数のファイルを復元することができます。

「ローカル・ヒストリーからの復元」ダイアログ

個々のセッションを毎回新しく開始 「一般 (General)」>「エディター」設定ページの設定で、開かれているエディターのすべてを終了時に自動的に閉じることができます。 これにより、始動時に余分な処理が減り、少し高速化されます。
エディター/ビュー同期のユーザー・インターフェースの改良 「ナビゲート」>「表示」コマンドは、 開いているエディターから対応するファイルを表示するビューに (例えば、リソースの「ナビゲーター」ビューに)、または、あるビューで選択されたファイルから、別のビューの同じファイルに (例えば、リソースの「ナビゲーター」ビューから「パッケージ・エクスプローラー」ビューに) ナビゲートするための統一された方法を提供します。

Alt+Shift+W と入力すると、使用可能なビュー・ターゲットとともにショートカット・メニューが開きます。

「表示」コマンドのショートカット・メニュー

ユーザーによるカスタマイズ可能な
キー・バインディング
いくつかのコマンドを繰り返し使用する場合は、 そのコマンドをトリガーするキー・シーケンスを割り当てることによって、 作業を合理化することができます。 新しいキー・バインディングの割り当て、および既存のキー・バインディングの表示は、 「一般 (General)」>「キー」設定ページで行います。

キー・バインディング設定ダイアログ

高速ワークスペース・ナビゲーション 「ナビゲート」>「リソースを開く」 (Ctrl+Shift+R) を使用して、 ワークスペースのファイルに対してエディターを短時間で見つけて開くことができるダイアログを表示します。 同じメニューで 「ナビゲート」>「ジャンプ」>「リソース」を使用すると、 「ナビゲーター」ビューのリソースが展開されて選択されます (フォーカスが当たっている場合)。
エディター作業域のタイル表示 ドラッグ・アンド・ドロップを使用して、エディター作業域の レイアウトを変更できます。 エディター・タブをグラブしたまま、それをエディター作業域の端にドラッグしてください。 矢印連結アイコン (例えば 左矢印アイコン) は、エディター作業域の分割方向を示します。

タイル表示されたエディター作業域

現在開かれているエディターへのビューのリンク

デフォルトでは、リソースの「ナビゲーター」ビュー (および類似するビュー) は、 現在開かれているエディターにリンクされていません。 これは、エディターを閉じたり切り替えたりしても「ナビゲーター」ビューでの選択は変更されません。 「ナビゲーター」ビューのツールバーの「エディターにリンク」ボタンを切り替えると、 ビューが結合され、編集中の現在のファイルが常に表示されるようになります。

エディターにリンクされたパッケージ・エクスプローラー

リソースのコピーおよび移動 「ナビゲーター」ビュー内にファイルおよびフォルダーをドラッグ・アンド・ドロップして、別の場所に移動することができます。 コピーするには、Ctrl キーを押したまま操作してください。
ファイルのインポート ファイルおよびフォルダーをファイル・システム (例えば Windows のエクスプローラ・ウィンドウ) から「ナビゲーター」ビューにドラッグ・アンド・ドロップして、ワークスペースにすばやくインポートすることができます。 ファイルおよびフォルダーは必ずプロジェクトにコピーされ、オリジナルは影響を受けません。 コピー・アンド・ペーストでも可能です。
ファイルのエクスポート ファイルおよびフォルダーを 「ナビゲーター」ビューからファイル・システム (例えば Windows のエクスプローラ・ウィンドウ) にドラッグ・アンド・ドロップして、ファイルおよびフォルダーをエクスポートします。 ファイルおよびフォルダーは必ずコピーされ、ワークスペース・リソースは影響を受けません。 コピー・アンド・ペーストでも可能です。
グローバル検索/置換 メインメニューから「検索」>「ファイル」を使用して、 置換の対象となるテキストおよび範囲を指定します。 次に「置換...」を押します。
「検索」ビューからの置換 「検索」ビューのコンテキスト・メニューから 「置換...」または「選択対象を置換... (Replace Selected...)」を使用して、ファイル内で一致するものを置換することができます。
開いているすべての項目の縮小 「ナビゲーター」ビュー (および類似するビュー) のツールバーの「すべて縮小表示」ボタンを使用して、 展開されているプロジェクトとフォルダー項目をすべて縮小表示します。

ナビゲーター・ツールバー上の「すべて縮小表示」ボタン

シングルクリックでエディターを開く 一般 (General)」設定ページの「クリック方法」設定を使用して、エディターをシングルクリックで開けるようにします。 シングルクリック・モードでは、「ナビゲーター」ビュー (および類似するビュー) でファイルをシングルクリックすれば、そのファイルを選択して即時に開くことができます。
次/前へのナビゲーション Ctrl+. および Ctrl+, を使用して、 次または前の検索一致、エディター・エラー、または差異の比較にナビゲートできます。 これらは「ナビゲート」>「次へ」および「ナビゲート」>「前へ」のショートカット・キーです。
構成の記述 問題のレポート時、多くの場合は 特定のセットアップに関する詳細を収集できることが重要になります。 「ヘルプ」>「製品 のバージョン情報」ダイアログの「構成の詳細」ボタンで、 プラグイン・バージョン、設定、および内部ログ・ファイルの内容を含む、セットアップに関するさまざまな情報を含むファイルを開きます。 これを保管して、ファイルを問題レポートに添付できます。
ワークスペース・プロジェクト管理 「プロジェクト」>「プロジェクトを閉じる」コマンドを使用して、 ワークスペース内のプロジェクトを管理します。 プロジェクトが閉じると、そのリソースが一時的に「オフライン」になり、 ワークベンチに表示されなくなります (リソースは引き続きローカル・ファイル・システムに存在します)。 プロジェクトを閉じると、必要なメモリーが少なくて済みます。 また、閉じたプロジェクトはビルド時には検査されないので、ビルド時間が改善されます。
パースペクティブのレイアウトの復元 パースペクティブ内のビューを再配置して閉じると、 ビューが認識できなくなり、操作が困難になることがあります。 使い慣れた状態にこれを戻すには、「ウィンドウ」>「パースペクティブのリセット」を使用してください。
エディターの固定 エディターを自動的に閉じる (Close editors automatically)」設定がアクティブ (「一般 (General)」>「エディター」設定ページに示されている) とき、 ワークベンチ・ツールバーに現れる「エディターのピン留め (Pin Editor)」ボタンを使用して、エディターが閉じるのを防ぐことができます。

「エディターをピン留めする (Pin editor)」ボタン

既存プロジェクトのインポート 既存のプロジェクトをインポートした場合、 そのプロジェクトのリソース・ファイルはコピーされません。 プロジェクトのプロパティーをチェックする場合、 ファイル・システム内のプロジェクトのロケーションが、自分で指定したロケーションになっていることを確認します。
エディター・タブの再配列 ドラッグ・アンド・ドロップで、開くエディターの順序を再調整することができます。 エディター・タブをグラブしたまま、エディターを表示したい位置にそれをドラッグしてください。 エディターの位置決めをすると、スタック・アイコン スタック・アイコン により、ドロップする有効なスポットが示されます。
完了タスクの削除 「タスク」ビュー・コンテキスト・メニューの「完了タスクの削除」コマンドを使用して、 完了したすべてのタスクを「タスク」ビューから除去します。 これは、完了したタスクを 1 つ 1 つ選択して削除するよりもこの方法が便利です。
ビュー、エディター、およびパースペクティブ間のクイック・ナビゲーション 「ウィンドウ」>「ナビゲーション」メニューに ワークベンチ内のさまざまなビュー、エディター、パースペクティブ、およびメニュー間をすばやくナビゲートする多くの方法が 表示されています。これらのコマンドは、エディター間の切り替えの Ctrl+F6、 ビュー間の切り替えの Ctrl+F7、 パースペクティブ間の切り替えの Ctrl+F8、 エディターの活動化の F12 など、キーワード・アクセラレーターを持っています。

キーボード・ショートカット・メニュー

特定のビューに直接ナビゲートするために、 「一般 (General)」>「キー」設定ページから、ビューへのキーボード・ショートカットを定義することができます。

ビューまたはエディターの最大化 ビューのタイトル・バー、または エディターのタブをダブルクリックして、ビューまたはエディターを最大化することができます。 通常のサイズに戻すには、もう 1 度ダブルクリックしてください。
リソース・プロパティーの表示 多くのリソースのプロパティーを表示するときは、 「プロパティー」ビュー (「ウィンドウ」>「ビューの表示」>「プロパティー」) を使用します。 各リソースの「プロパティー」ダイアログを開くよりも、このビューを使用した方が高速です。

「リソース・プロパティー (Resource properties)」ダイアログ

リソースのクイック検索 「ナビゲート」>「ジャンプ」>「リソース」コマンドを使用して、リソースをすばやく検索します。 「ジャンプ」>「リソース」コマンドがパースペクティブに表示されていない場合は、「ウィンドウ」>「パースペクティブのカスタマイズ」>「その他」>「リソース・ナビゲーション」 を選択することによって、コマンドを追加することができます。
追加のリソース情報 リソースに関する追加情報を表示するための一般的な手段として、ラベル装飾があります。 「一般 (General)」>「ラベル装飾」設定ページを使用して、表示したい使用可能な種類の装飾を選択します。
リソースのフィルタリング 「ナビゲーター」ビューと「タスク」ビューは、両方とも、項目のフィルタリングをサポートします。 フィルターまたはワーキング・セットを適用することによって、どの項目を可視にするかを制御します。 「フィルター」コマンドはビュー・メニューにあります。 ワーキング・セットは、「ナビゲーター」ビュー・メニューの「ワーキング・セットの選択」コマンドを使用して選択します。 「タスク」ビューでは、「フィルター」ダイアログ内からワーキング・セットを選択できます。
ツールバーおよびメニュー・バーのカスタマイズ 「ウィンドウ」>「パースペクティブのカスタマイズ」コマンドを使用して、 メイン・ツールバーおよびメニュー・バーに表示する項目をカスタマイズできます。

ツールバーおよびメニュー・バーのカスタマイズ

「タスク」ビューの「クイック・フィックス」 「タスク」ビューの「クイック・フィックス」を使用して、選択された項目の自動修正を提示します。 「クイック・フィックス」コマンドは、推奨する修正があるときのみ使用可能になります。
パス変数の作成 リンクされたフォルダーまたはファイルの作成するときに、 パス変数に関連するターゲット・ロケーションを指定できます。 パス変数を使用すると、チーム・メンバーはファイル・システムにまったく同じパスを持つ必要がなく、 リンクされたリソースを含むプロジェクトを共用できます。 リンクされたリソースを作成するときに、または「一般」>「ワークスペース」>「リンクされたリソース」設定ページを使って、パス変数を定義することができます。

パス変数ダイアログ

zip アーカイブの相互比較またはフォルダーとの比較 2 つの zip アーカイブまたは 1 つのアーカイブ、および、リソースの「ナビゲーター」ビューでフォルダーを選択して、 ビューのポップアップ・メニューから「比較」>「相互」を選択します。 比較エディターが開き、2 つの入力の差が示されます。 上部のペインに、異なるアーカイブ・エントリーがすべて表示されます。 項目をクリックすると、下部のペインの内容比較が実行されます。

これは、ファイル比較関連のコンテキストで機能します。 そのため、CVS 同期操作がリソース・ツリー内のアーカイブをリストした場合、 アーカイブをダブルクリックしてアーカイブ内の変更にドリルダウンすることができます。

ワークスペースの切り替え

3.0 の新規機能

Eclipse をシャットダウンしたり、異なるワークスペースで再開する代わりに、 「ファイル」>「ワークスペースの切り替え」を使用することができます。

このトリックは、特定の設定を変更し、それを有効にするには再始動する必要がある場合 (「一般 (General)」>「外観」表示設定など) にも役立ちます。すばやく再開するには、ワークスペースを現在のワークスペースに単純に切り替えます。

Ctrl+E エディター・リスト

3.0 の新規機能

開かれているすべてのエディターのリストを開く 「Ctrl+E」のキー組み合わせを使用すると、エディターをすばやく切り替えることができます。このリストにより、 ポップアップ・メニューまたは Delete (削除) キーを使用してエディターを閉じることができるだけでなく、 エディターを検索するための先行入力もサポートされています。
ビューの最小化

3.0 の新規機能

画面スペースが不足することがあります。未使用のビューを最小化して、画面のスペースを再利用してみてください。各ビュー・スタックには、最大化アイコンのとなりに最小化アイコンがあります。

最小化ビュー・スタック

切り離されたビュー

3.0 の新規機能

3.0 では、ワークベンチ・ウィンドウとは別の、それ自身のウィンドウにビューをドックすることができます。これを実行するには、ビューを ワークベンチ・ウィンドウの外側に単純にドラッグします。 ワークベンチ・ウィンドウに戻すには、ビューをドラッグして戻します。
高速ビューおよびパースペクティブ・バー

3.0 の新規機能

高速ビューおよびパースペクティブ・バーは、3.0 では独立したエンティティーであり、互いに独立にドックすることができます。

デフォルトでは、パースペクティブ・バーは画面の右上隅に配置されます。 メイン・ツールバーの下の左上部か、または左端に格納されている場合もあります。 この移動は、パースペクティブ・バーのコンテキスト・メニュー、 または「一般 (General)」>「外観」設定ページから行います。

パースペクティブ・バーのコンテキスト・メニュー

デフォルトでは、高速ビュー・バーは画面の左下隅にあります。 パースペクティブ・バーと同様に、他の場所に格納することができます。これを行うには、 エリアを画面の左方または右方のいずれかにドラッグします (既にこれらの位置のいずれか 1 つにある場合は下部に戻します)。

高速ビュー・エリア

キー・バインディングによる支援

3.0 の新規機能

Eclipse は、複数のキー・ストロークを含む キー・バインディングをサポートしています。 このようなキー・バインディングの例としては、 「Ctrl+X S」(Emacs キー構成では「保管」) または「Alt+Shift+Q Y」 (デフォルト・キー構成では「「同期化」ビューを開く (Open Synchronize View)」) があります。これらのキーを学習するのは難しく、 頻繁に使用しない場合は、覚えることも困難です。 ユーザーが既に押したキーから、考えられる完全なキーの組み合わせを表示する小さなポップアップ を取得することが可能になりました。

キー・アシスト

設定で、「一般」>「キー」の下に "拡張" タブがあります。このタブに進み、"マルチ・ストローク・キーボード・ショートカットを使用可能にする" にチェックマークを付けます。

常にバックグラウンドで実行

3.0 の新規機能

Eclipse 3.0 では、オプションで、多数の操作をバックグラウンドで実行させることができるため、 完了するまで、作業を継続することができます。

「バックグラウンドで実行」ボタンのある進行ダイアログ

一般 (General)」設定ページで「常にバックグラウンドで実行 (Always run in background)」を選択して、これらの操作の初期ダイアログが表示されないようにすることができます。

「常にバックグラウンドで実行 (Always run in background)」設定

未使用機能を使用不可にする

3.0 の新規機能

Eclipse プラットフォームの中で使用しない部分がある場合 (例えば、CVS リポジトリーを使用しない、またはプラグインを作成しないなど)、 ユーザー・インターフェースからそれらを完全に使用不可にすることができます。フィルター可能なワークベンチのセグメントは、「一般 (General)」>「機能」設定ページにあります。機能を使用不可にすることにより、ビュー、パースペクティブ、設定ページ、およびその他のさまざまなコントリビューションを非表示にすることができます。

機能設定ページ

Ant

コンテキスト・メニューからの起動

3.0 の新規機能

コンテキスト・メニューから「Ant ビルド」を起動することができます。 Ant ビルド・ファイルを選択し、コンテキスト・メニューから「実行」>「Ant ビルド」を選択します。 ビルドを実行する前にオプションを構成するには、 「実行」>「Ant ビルド...」を使用して、起動構成ダイアログを開きます。 ビルドは、Ant エディターの「アウトライン」コンテキスト・メニューから開始することもできます。
JRE の仕様

3.0 の新規機能

Ant 起動構成用の起動構成ダイアログの「JRE」タブを使用して、 Ant ビルドを行う JRE を指定することができます。 ビルドは、別の JRE (デフォルト設定) で実行するように設定することも、 Eclipse のワークスペースと同じ JRE で実行するように設定することもできます。 一部の Eclipse 固有のタスクには、Eclipse と同じ JRE でビルドが行われる必要があるものがあるので、ご注意ください。
「Ant」ビューにおける Ant ターゲットの実行 「Ant」ビューでターゲットをダブルクリックして、それを実行できます (ターゲットを選択してコンテキスト・メニューから「実行」コマンドを選択するのと同等です)。
Ant ビルドの終了 コンソール (または「デバッグ」ビュー) の「終了」コマンドは、 バックグラウンドで実行されている Ant ビルドを終了するために使用できます。
Ant 出力およびハイパーリンク Ant ビルドからの出力は、Ant をコマンド行から実行したときに表示されるものと 同じ階層フォーマットで「コンソール」ビューに書き込まれます。 Ant タスク (例えば "[mkdir]") は関連する Ant ビルド・ファイルにハイパーリンクされ、 javac エラー・レポートは関連する Java ソース・ファイルおよび行番号にハイパーリンクされます。

「コンソール」は、Eclipse Java コンパイラーだけでなく、javac および jikes 用のハイパーリンクもサポートします。 そのようなエラー・レポートはすべて、関連する Java ソース・ファイルおよび行番号にハイパーリンクされます。

Ant で可能な検索 「実行」>「外部ツール」>「実行」>「Ant ビルド」起動ショートカットが使用されると、 実行するビルド・ファイルが検索されます。これは、選択されたリソースのフォルダーから開始され、上方に向かって処理されます (Ant の "-find" 機能とも呼ばれています)。 検索するビルド・ファイルの名前は、「Ant」設定ページで指定されます。

ヘルプ

ヘルプ・ブックマーク ヘルプ・ブックのページに対するブックマーク の独自のリストを保持できるようになりました。 「ヘルプ」ブラウザーのツールバーにある 「文書のブックマーク」アイコン文書のブックマーク」ボタンによって、ブックマークを作成します。 「ブックマーク」アイコンブックマーク」タブでブックマークが表示されます。
ヘルプ検索の範囲 ヘルプ検索の範囲では、検索をブックのセクションまで絞り込んだり、ローカル・ドキュメンテーションに加えてリモート検索エンジンにまで検索を展開することができます。 ワーキング・セットは 1 つのセッションから次のセッションに続いており、ワークベンチ・ヘルプ検索で使用することができます。 ローカル・ドキュメンテーションの検索の範囲は、ヘルプ・ブラウザー内から検索するときにも適用されます。

ヘルプ・ワーキング・セット・ダイアログ

コンテキスト・センシティブ InfoPops 前のリリースで使用されていた InfoPops に慣れている場合、「ヘルプ」設定ページでの設定を使って、コンテキスト・ヘルプ用のヘルプ・ビューの代わりに InfoPops を使用するようにヘルプを構成することができます。

チーム - CVS

CVS 監視/編集 CVS 監視/編集の「編集」部分がサポートされるようになりました。 「チーム」>「CVS」>「監視/編集」設定ページの設定を通じて (プロジェクトがワークスペースに追加される前に設定する必要があります)、 ファイルの編集を開始したときに必ず CVS サーバーに自動的に通知することを選択できます。 CVS サーバーは、そのファイルの監視リストにある他の人たちに順に通知します。 ファイルの編集にジャンプすると、同じファイルを編集している人がいるかどうかの警告を受け取ります。 ファイルのコンテキスト・メニューの「チーム」>「エディターの表示」で、現在ファイルを操作している全員がリストされます。 「チーム」>「編集」、および「未編集」コマンドも使用できます。
インポートされたチーム・プロジェクトのワーキング・セット 「インポート」>「チーム・プロジェクト・セット」 を使用して、ワークスペースにインポートされたプロジェクトのワーキング・セットを作成するためのオプションがあります。これはすべてのタイプのリポジトリーに対して機能します。

チーム・プロジェクト・セットのインポート・ダイアログ

CVS によるワーキング・セットのサポート ユーザーは、「CVS リポジトリー」ビューに示されるプロジェクトの数を制限するワーキング・セットを定義できるようになりました。
さまざまなバージョンの比較 「CVS リポジトリー」ビュー内のフォルダーまたはファイルを選択して、 コンテキスト・メニューから「次と比較」を選択し、 別のバージョン、ブランチ、または日付と比較できます。
CVS から削除されたファイルの復元 「チーム」>「リポジトリーから復元」コマンドを使用して、 削除されたファイルを CVS リポジトリーから照会および復元できるようになりました。 このコマンドは CVS プロジェクトおよびフォルダーで使用できます。
同期をピン留めする

3.0 の新規機能

「同期化」ビューで、複数の同期を定義し使用可能にする ことができるようになりました。 同期をピン留めするには、「同期化」ビューの「ピン」ツールバー・ボタンを使用します。 次に同期化を行う際に、新規の同期が作成されます。 これにより、リソースの異なるセットを同期することができます。
チェックアウト・ウィザード

3.0 の新規機能

「ファイル」>「インポート」>「CVS からのチェックアウト・プロジェクト」ウィザード を使用して、簡単な 1 つのステップでプロジェクトをチェックアウトできるようになりました。 これにより、コンテンツのブラウズをサポートしていない CVS サーバーからプロジェクトをチェックアウトすることも可能です。
CVS 変更セットによる変更点の参照

3.0 の新規機能

作成者、コメント、および日付によって論理的にグループ化して、 「同期化」ビューに表示される変更のセットをブラウズすることができます。変更セット ツールバー・ボタンをクリックしてレイアウトを使用可能にします。このレイアウトは、同期化中および比較中に、入力モードで使用することができます。

グループ出力変更点

3.1 の新機能

「同期化」ビューで、変更セットに出力変更点をグループ化することができます。これを使用可能にするには、出力モードに切り替え、変更セット ツールバー・ボタンを使用可能にします。 その後で、出力変更セットを作成して、それに変更点を割り当てることができます。
同期化をスケジュールする

3.0 の新規機能

特定の同期を定期的に実行するようにスケジュールすることができます。 ビューのドロップダウン・メニューの「スケジュール...」アクションを使用して、 「同期化」ビューから、任意の CVS 同期をスケジュールすることができます。
既存のブランチへ変更をリリースする

3.0 の新規機能

現在接続しているブランチではなく別のブランチに コミットしたい変更がワークスペースにある場合、「チーム」>「別のブランチまたはバージョンに切り替え」コマンドを実行して、 別のブランチに切り替えることができます。この操作によって変更済みファイルが変更されることはないので、 後でそれらを他のブランチにコミットできます。
他の人との CVS ラインナップの共用

CVS で共用されるプロジェクトのリストを、チーム・プロジェクト・セットに保管することができます。 これにより、共用 CVS プロジェクトを持つワークスペースの再作成が簡単になります。

  1. CVS リポジトリーからプロジェクトのセットをチェックアウトしたら、 メインメニューから「ファイル」>「エクスポート」を選択します。
  2. リストから「チーム・プロジェクト・セット」を選択して、 エクスポートするプロジェクトを選択します。 生成されたファイルはチームで共用でき、開発環境をすばやくセットアップすることができます。
  3. プロジェクト・セットをインポートするには、「ファイル」>「インポート」 を選択して、 「チーム・プロジェクト・セット」を選択します。 プロジェクトは CVS 外にチェックアウトされ、リポジトリー・ロケーションが自動的に作成されます。
編集されたがコミットされていない管理対象 CVS ファイルを前回保存した状態に戻す

これを行うには、以下の 2 つの方法があります。

  1. ファイルを選択して、コンテキスト・メニューから「置換」>「HEAD から最新」を選択します。

または

  1. ファイルまたは親フォルダーを選択して、コンテキスト・メニューから「チーム」>「リポジトリーと同期化」を選択します。
  2. 次に、ビューのツールバー・ボタンを使用して「着信/発信モード」に切り替えます。
  3. ファイルを選択して、コンテキスト・メニューから「オーバーライドおよび更新」を選択します。
3 方向比較での上位ペインの表示 CVS 同期化の結果に競合があったときは、矛盾する 2 つのバージョンの基になっている共通上位を表示することが役立ちます。

比較ビューアーのローカル・ツールバーで「上位ペインの表示」ボタンを切り替えることによって、 共通上位を表示できます。

比較ビューアーの「上位ペインの表示」ボタン

矛盾があった場合に上位ペインを常に自動的に開きたい場合は、「比較/パッチ」設定ページの「テキストの比較」タブにあるオプション「最初に上位ペインを表示」にチェックマークを付けます。

比較エディターでのマージ

3.0 の新規機能

1 回のクリックで、比較エディターで着信変更をマージすることができます。 着信変更または競合変更の 2 つの範囲を接続する行の中心に、小さな正方形を移動します。変更の受諾に 使用できるボタンが表示されます。

「マージ (Merge)」ボタン

このためには、「一般 (General)」>「比較/パッチ」>「テキストの比較」設定ページの 「範囲を線で結ぶ (Connect ranges with single line)」オプションを使用可能にしておく必要があるので注意してください。

ブランチおよびマージ用のコンテンツ・アシスト

3.1 の新機能

CVS でブランチまたはマージ中に、タグ・フィールドでコンテンツ・アシストを使用して、適切なタグの選択を支援することができます。 例えば、ブランチ中に、コンテンツ・アシストを使用して、ワークスペース内のその他のプロジェクト上に存在するブランチ・タグのリストからタグを選出することができます。 マージ中には、コンテンツ・アシストを使用して、マージしている変更点を含むブランチを選出することができます。 また、「マージ」ウィザードは適切な開始タグの選出を試みるため、ユーザーが開始タグを手動で選出する必要ははありません。

タグ選択でのフィルター・ダイアログ

3.1 の新機能

ユーザーがタグを指定できる CVS 操作が複数あります (例えば、ブランチまたはバージョンと置換、ブランチまたはバージョンとの比較、チェックアウトなど)。このダイアログでは、タグ名の一部 (または、* および ? ワイルドカード文字を使用した単純名フィルター) を入力し、これまで入力した内容と一致するすべてのタグを表示できるようになりました。 これにより、これらの操作を実行するときに、望ましいタグの検索が非常に簡略化されます。