プラグイン開発環境の概説
プラグイン開発環境 (PDE) は、開発者による Eclipse プラグインの作成、開発、テスト、デバッグ、
およびデプロイメントを支援するように設計されたツールです。また、PDE には、フラグメント、フィーチャー、
および更新サイトを開発するためのツールも含まれています。
PDE は Eclipse SDK の一部であり、別に起動されるツールではありません。Eclipse プラットフォームの
一般的な原理と連携して、PDE は、広範なプラットフォーム機能 (ビュー、エディター、ウィザード、
ランチャーなど) を提供します。これらの機能は、Eclipse ワークベンチの他の部分と透過的に統合され、Eclipse ワークベンチ内で
作業する開発者を、プラグイン開発のあらゆる段階で支援します。
概念
- ホストとランタイム
ワークベンチを開始し、それを使用して、ビルドしているプラグインを定義しているプロジェクトに
関する作業を行います。
PDE と他のツールを使用してプラグインを開発するときに実行しているワークベンチ・インスタンスは、
「ホスト」インスタンスです。このインスタンスで使用可能な機能は、アプリケーションでインストールされているプラグインのものだけです。プラグインが完成し、それをテストしたいときは、もう 1 つのワークベンチ・インスタンスであるランタイム・インスタンスを起動します。
このインスタンスには、ホスト・インスタンスと同じプラグインが含まれますが、
ユーザーがホスト・インスタンス内で作業しているプラグインも含まれます。
PDE ランチャーは、ユーザーのプラグインをホストのプラグインとマージして、
ランタイム・インスタンスを作成します。
- 外部プラグインとワークスペース・プラグイン
Eclipse プラグインの開発時には、ランタイム・ワークベンチを実行するために使用するプラグインの
セットは、ホスト・インスタンスのワークスペースとターゲット・プラットフォームという 2 つの
別個の場所にあるものです。PDE にとっては、すべてのプラグインは存在する場所に関係なく
同じですが、ユーザーにとっては明らかな違いがいくつかあります。
- ワークスペース・プラグインは、ホスト・ワークベンチで開発中のプラグインです。これらの
プラグインはユーザーの制御下にあり、追加、削除、変更を行うことができます。
- 外部プラグインは、プラットフォームの基本インストールで提供されるプラグインであり、
元の場所からそのままの状態で参照されるだけです。参照し、ブラウズし、ソースを表示し、デバッグ
することはできますが、読み取り専用です。
「プラグイン」ビューは PDE パースペクティブの一部であり、ワークスペースと外部プラグインを
一緒にしたリストが表示されます。このビューでは、外部プラグインのディレクトリー構造をブラウズしたり、
ファイルを開いたりすることができます。

ワークベンチの準備
PDE の概念

新規プラグイン・プロジェクトの作成
マニフェストの編集
実行
デプロイ
フィーチャーの作業
更新サイトの操作