「Ant」ビューの使用

Eclipse は標準ビュー、すなわち「Ant」ビューを提供しており、 このビューで Ant ビルド・ファイルを処理することができます。 このビューはツリー構造で、Ant ビルド・ファイルをトップレベル・エントリー、 ターゲットおよび内部ターゲットを子として表示します。 このビューの主な利点は、すべての Ant ビルド・ファイルをナビゲーション・ビューで探すことなく一元操作できることです。

  1. ワークベンチ・メニューから「ウィンドウ」>「ビューの表示」>「Ant」 と選択して、「Ant」ビューを開きます。
  2. デフォルトでは、「Ant」ビューは空です。 このビューに Ant ビルド・ファイルを追加するには、以下の 3 通りの方法があります。
  3. 検索でビルド・ファイルを追加」をクリックします。作業したいビルド・ファイル名が「H」で始まることだけを覚えている場合を想定します。 ビルド・ファイル名に「H*.xml」と入力します。 「スコープ」でワークスペースが選択されていることを確認し、「検索」をクリックします。 HelloWorld.xml ファイルが検出され、「Ant」ビューに配置されます。
  4. トップレベル・エントリーを展開し、デフォルト・ターゲット Hello、および内部ターゲット World を表示します。
    「Ant」ビュー
  5. World 内部ターゲットを選択し、 「選択されたターゲットの実行「Ant」ビュー」をクリックします。 World ターゲットのみが実行されたことを確認してください。
  6. トップレベル HelloWorld ビルド・ファイルを選択し、 「選択されたビルド・ファイルのデフォルト・ターゲットの実行「Ant」ビュー」をクリックします。デフォルト・ターゲットである Hello のみが実行されたことを確認します。
  7. ビルド・ファイルを編集するには、HelloWorld ファイルでコンテキスト・メニューを表示し、「アプリケーションから開く」>「Ant エディター」を選択します。
  8. デフォルトの起動構成を編集するには、コンテキスト・メニューから「実行」>「Ant ビルド...」を選択します。
  9. 「Ant の実行」起動構成ダイアログが表示されます。ここで、ビルド・ファイルが「Ant」ビューから実行される方法を変更することができます。
  10. HelloWorld ファイルを選択し、「除去」をクリックします。 ビルド・ファイルがビューから除去されます。
    : この除去で、ファイルがワークスペースから削除されるわけではありません。