複雑な方法で書式を使用している場合、可能な限りリソースを共用して節約することが重要になります。 このため、処理する書式が複数ある場合には、ツールキットから色管理を分離します。
書式ごとにツールキットを 1 つ作成できますが、多数の書式がある場合には、 大量の無駄が発生します。代わりに以下を行います。
同じライフ・サイクルを持つすべての書式に対して 1 つのツールキットを作成する。 例えば、マルチページ・エディターを作成する場合、エディターごとに 1 つのツールキットを作成して、 そのエディターの廃棄時にそのツールキットを廃棄します。エディター内のすべてのページはこのツールキットを共用します。
プラグインごとに色マネージャー (FormColors
) を作成する。
ツールキットの作成時に、色マネージャーをツールキットに渡します。
ツールキットは、色が共用され、その色を廃棄しないということを認識します。
フォントに対してはプラットフォーム・サポートを使用し、可能であれば JFaceResources
事前定義フォントを使用する。
デフォルト・フォントの「バナー」フォント、および「ヘッダー」フォントを使用することで、多くのことを実現できます。
多数のフォントを使用すると、ユーザーは混乱します。ユーザー個人で管理する場合には、
プラットフォーム全体で代替案があることを確認します。JFace フォントは、出荷する Eclipse のすべてのプラットフォームで動作が保証されています。
プラグインのシャットダウン時に、色マネージャーを廃棄する (プラグイン・シャットダウンは、 プラットフォームのシャットダウンも意味しているわけではありません。Eclipse ランタイムは、プラットフォームがまだ実行中に、 動的にプラグインをアンインストールできます)。
書式色マネージャーを使用して、書式で必要なすべての色を割り振る。