ブラウザー・サンプル

Web ブラウザー・サンプルを使用して、リッチ・クライアント・プラットフォーム・アプリケーションのビルド方法について説明します。このサンプルには、R3.0 SDK は含まれていませんが、 プロジェクト org.eclipse.ui.examples.rcp.browser からダウンロードできます。 Eclipse で作業する場合は、Eclipse CVS リポジトリーのプロジェクトを確認します (CVS のプロジェクトの確認手順に精通していない場合は、「Eclipse CVS How-To」を参照してください)。

Eclipse SDK 内から RCP ブラウザー・サンプルを実行するには、以下の手順を実行します。

  1. Eclipse CVS リポジトリーからプロジェクト org.eclipse.ui.examples.rcp.browser をロードする。
  2. ワークベンチ・メニュー・バーから「実行」>「構成および実行...」を選択し、新規「ランタイム・ワークベンチ」構成「Browser Example」を作成する。
  3. 引数」タブで「プロダクトの実行」を選択し、 ドロップダウンから「org.eclipse.ui.examples.rcp.browser.product」を選択する。
  4. プラグイン」タブで「起動するプラグインおよびフラグメントをリストから選択」を選択すると、必要なプラグインを選択できる。
  5. 選択をすべて解除」を押して、クリーン・スレートから開始する。
  6. 「org.eclipse.ui.examples.rcp.browser」を確認する。
  7. 必須プラグインの追加」を押す。
  8. 「org.eclipse.update.configurator」を確認する。
  9. 新規実行構成を実行するか、またはデバッグする。
ブラウザー・サンプル・ウィンドウ

このアプリケーションが Eclipse と関係があるかどうかを確認するのは困難です (ブラウズするデフォルトの Web サイトは除く)。リソース・ナビゲーターも、Eclipse プラットフォームの記載も、およびプラットフォーム・ワークベンチの見慣れたメニュー・バー項目もありません。(ウィンドウ・アイコンなどの Eclipse 関連のフィーチャーも必要に応じて再構成されています。)

このサンプルによって、リッチ・クライアント・プラットフォームの画期的な点を理解することができます。より詳細に確認すると、ビルドに含まれているものが分かります。 『ワークベンチへのプラグイン』で説明されているワークベンチ基本拡張に精通していることが前提となります。