GImageView は超大量画像表示下における絶望的状況を打破すべく開発中の、 XWindowSystem 上で動作する画像閲覧ソフトです。
基本的に、画像閲覧ソフトですが、バージョン 0.1.1 以降、ドラッグ&ドロップによる 簡単なファイル操作(画像管理機能)も実装しています。
GImageView は、以下のような特徴を持っています。
このプログラムのコンパイル及び実行には、以下のライブラリが必要です。
Imlib と gdk-pixbuf は、どちらかがあれば大丈夫です。
また、以下の環境で動作が確認されています。
過去のバージョンも含め、以下から入手できます。
http://www.homa.ne.jp/~ashie/gimageview/
また、GImageView のソースコードは CVS で管理しており、CVS がインストールされている システムであれば、以下の手順で最新の"開発版"を取得することができます。
$ export CVSROOT=:pserver:anonymous@cvs.gtkmmviewer.sourceforge.net:/cvsroot/gtkmmviewer
$ cvs login
(パスワードは、単にEnter)
$ cvs -z3 co gimageview
ここで取得したソースコードを保存しておけば、以降はソースツリーのトップディレクト リで
$ cvs -z3 update -dP
とするだけで最新の状態にアップデートできます。
なお、開発版には configure スクリプトが含まれていません。トップディレクトリの "autogen.sh" スクリプトを実行すると、configure スクリプトが自動的に作成され、その まま configure スクリプトが実行されます。ただし、autoconf, automake が必要です。
また、CVS で入手できるものは、"最新・開発版"です。どんなバグや不具合が潜んでいるか 分かりません。場合によってはコンパイルすら通らないこともあります。完全に、at your own risk です。その点、くれぐれもお忘れなきようお願いします。
大抵の環境では、以下の手順でコンパイル出来ると思います。バージョン名等は、適宜読 みかえて下さい。
$ tar xvfz gimageview-x.y.z.tar.gz
$ ./configure
$ make
$ su
(パスワード)
# make install
gdk-pixbufを使用する場合は
$ ./configure --disable-imlib
として下さい。
なお、このままではデバッグ情報が埋め込まれたままです。上記のインストール手順を
# make install-strip
と変更することで、デバッグ用の情報が削られ、実行ファイルサイズが小さくなります。
GImageView は未だ開発初期段階であるため、設定ファイルのフォーマットが大きく変更 される可能性もあります。 このため、アップデートする場合は予め ~/.gimv ディ レクトリを待避させておくのが無難だと思います。