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1. はじめに

1.1 これは何?

GImageView は超大量画像表示下における絶望的状況を打破すべく開発中の、 XWindowSystem 上で動作する画像閲覧ソフトです。

基本的に、画像閲覧ソフトですが、バージョン 0.1.1 以降、ドラッグ&ドロップによる 簡単なファイル操作(画像管理機能)も実装しています。

1.2 特徴

GImageView は、以下のような特徴を持っています。

1.3 動作環境

このプログラムのコンパイル及び実行には、以下のライブラリが必要です。

Imlib と gdk-pixbuf は、どちらかがあれば大丈夫です。

また、以下の環境で動作が確認されています。

1.4 入手方法

過去のバージョンも含め、以下から入手できます。

http://www.homa.ne.jp/~ashie/gimageview/

また、GImageView のソースコードは CVS で管理しており、CVS がインストールされている システムであれば、以下の手順で最新の"開発版"を取得することができます。

$ export CVSROOT=:pserver:anonymous@cvs.gtkmmviewer.sourceforge.net:/cvsroot/gtkmmviewer
$ cvs login
  (パスワードは、単にEnter)
$ cvs -z3 co gimageview

ここで取得したソースコードを保存しておけば、以降はソースツリーのトップディレクト リで

$ cvs -z3 update -dP

とするだけで最新の状態にアップデートできます。

なお、開発版には configure スクリプトが含まれていません。トップディレクトリの "autogen.sh" スクリプトを実行すると、configure スクリプトが自動的に作成され、その まま configure スクリプトが実行されます。ただし、autoconf, automake が必要です。

また、CVS で入手できるものは、"最新・開発版"です。どんなバグや不具合が潜んでいるか 分かりません。場合によってはコンパイルすら通らないこともあります。完全に、at your own risk です。その点、くれぐれもお忘れなきようお願いします。

1.5 インストール

大抵の環境では、以下の手順でコンパイル出来ると思います。バージョン名等は、適宜読 みかえて下さい。

$ tar xvfz gimageview-x.y.z.tar.gz
$ ./configure
$ make
$ su
 (パスワード)
# make install

gdk-pixbufを使用する場合は

$ ./configure --disable-imlib

として下さい。
なお、このままではデバッグ情報が埋め込まれたままです。上記のインストール手順を

# make install-strip

と変更することで、デバッグ用の情報が削られ、実行ファイルサイズが小さくなります。

GImageView は未だ開発初期段階であるため、設定ファイルのフォーマットが大きく変更 される可能性もあります。 このため、アップデートする場合は予め ~/.gimv ディ レクトリを待避させておくのが無難だと思います。


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