preg_split
(PHP 3 >= 3.0.9, PHP 4, PHP 5)
preg_split -- 正規表現で文字列を分割する
説明
array
preg_split ( string pattern, string subject [, int limit [, int flags]] )
pattern にマッチした境界で分割した
subject の部分文字列の配列を返します。
limit が指定された場合、最大
limit 個の部分文字列が返されます。そして、
limit が -1 の場合は「制限が無い」ことを意味します。
これは、flags を指定する場合に有用です。
flags は、次のフラグを組み合わせたものとする
(ビット和演算子|で組み合わせる)ことが可能です。
- PREG_SPLIT_NO_EMPTY
このフラグを設定すると、空文字列でないものだけが
preg_split() により返されます。
- PREG_SPLIT_DELIM_CAPTURE
このフラグを設定すると、文字列分割用のパターン中の
カッコによるサブパターンでキャプチャされた値も同時に返されます。
このフラグは PHP 4.0.5 で追加されました。
- PREG_SPLIT_OFFSET_CAPTURE
このフラグを設定した場合、各マッチに対応する文字列のオフセットも返されます。
これにより、返り値は配列となり、配列の要素 0 はマッチした文字列、 要素 1
は subject におけるマッチした文字列のオフセット値となることに
注意してください。 このフラグは、PHP 4.3.0 以降で利用可能です。
例 1. 検索文字列のある部分を取得
// カンマまたは " ", \r, \t, \n , \f などの空白文字で句を分割する。 $keywords = preg_split("/[\s,]+/", "hypertext language, programming");
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例 2. 文字列を文字要素に分割
$str = 'string'; $chars = preg_split('//', $str, -1, PREG_SPLIT_NO_EMPTY); print_r($chars);
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例 3. 文字列をマッチするものとそのオフセットに分割
$str = 'hypertext language programming'; $chars = preg_split('/ /', $str, -1, PREG_SPLIT_OFFSET_CAPTURE); print_r($chars);
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この出力は以下のようになります。
Array
(
[0] => Array
(
[0] => hypertext
[1] => 0
)
[1] => Array
(
[0] => language
[1] => 10
)
[2] => Array
(
[0] => programming
[1] => 19
)
) |
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注意:
パラメータ flags は、PHP 4 Beta 3
で追加されました。
spliti(),
split(),
implode(),
preg_match(),
preg_match_all() および
preg_replace() も参照してください。