Ant ビルド・ファイルの実行

.xml 拡張子のついたファイルは、Ant ビルド・ファイルとして実行することができます。 もちろん、そのようなファイルのすべてが Ant ビルド・ファイルではありません。 しかし、誤って非 Ant .xml ファイルを Ant ビルド・ファイルとして実行しようとしても、何ら問題はありません。

このセクションでは、前のセクションで作成した HelloWorld.xml ファイルを使用して、 Eclipse で Ant ビルド・ファイルを実行するための基本的なメカニズムについて説明します。

  1. ナビゲーターで HelloWorld.xml を選択し、そのコンテキスト・メニューから「Ant の実行...」を選択します。
  2. 「Ant の実行」ダイアログが表示されます。

    「Ant の実行」ダイアログ

  3. このダイアログでは、Ant ビルド・ファイルを実行する際の多くの性質を構成することができますが、 ここでは実行する Ant ターゲットおよびその順序を選択する「ターゲット」タブに重点を置いて進めます。 両方のターゲットを選択し、順序はデフォルトのままにしておきます。
  4. 実行」をクリックします。
  5. Ant ビルド・ファイルが実行され、出力が「コンソール」ビューに送信されます。

ただし、あるときは Hello ターゲットが最初に実行されるように、 またあるときは World ターゲットが最初に実行されるようにビルド・ファイルを実行したい場合、どうしたらいいのでしょうか? ダイアログを毎回立ち上げて、順序を変更しなければならないのでしょうか? 幸運なことに、次のセクションで説明するように答えは「いいえ」です。


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