グローバルな無視パターンの作成

リソースを同期化するときに、リポジトリーにコミットしたくないリソースが存在していることがよくあります。 ワークベンチでは、プロジェクト階層のどこにでも現れる可能性のあるリソースを無視するために、 グローバルなパターン・マッチング機能を提供しています。

  1. メインメニュー・バーから、「ウィンドウ」>「設定」を選択します。
  2. 「設定」ウィンドウの左ペインで、「チーム」カテゴリーを展開し、「無視するリソース」を選択します。 これにより、リソース名のパターンのリストが表示され、それを使用して、リソースをバージョン管理の候補として考える前に、リソースの選別を行います。
  3. 追加」プッシュボタンをクリックして、突き合わせたいパターン (例えば *.obj) を入力します。
  4. OK」をクリックします。

追加したパターンに一致する拡張子を持つすべてのファイルが、バージョン管理から除外されることになります。

定義するパターンには、ワイルドカード文字である * および ? を含めることができます。 アスタリスク (*) はゼロ個以上の文字の任意のシーケンスを表し、疑問符 (?) は単一の文字を表します。 例えば *~ というパターンを指定できますが、これは、波形記号 (~) で終わる任意の一時ファイルと一致します。 ファイルのバージョン管理を考慮する場合に、パターンの 1 つと一致するすべてのファイルまたはディレクトリーが無視されることになります。 リソース名パターンをリストから選択解除することによって、一時的に無視を使用不可にすることができます。 指定されたパターンをリストから除去する必要はありません。

リソース名に至るパスは、この突き合わせには含まれていないことが重要です。 例えば、ファイル "/path/to/file.txt" の場合、ストリング "file.txt" だけをパターンと突き合わせます。 この機能は、完全修飾パス名を指定することを意図したものではなく、 グローバルに適用可能なパターンを指定することを意図したものです。

関連概念
CVS によるチーム・プログラミング

関連タスク
バージョン管理ライフ・サイクル: リソースの追加および無視
リソース無視パターンのオーバーライドまたは除去
リポジトリーとの同期化

 
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