プロジェクト・ビルダーの実行
プロジェクト・ビルダーで最も重要なポイントは、
ユーザーによって明示的に実行されるのではなく、
ビルド・ファイルを所有するプロジェクトに対してビルド修飾が行われる毎に実行されることです。
プロジェクト・ビルダーを起動するビルドのタイプは「外部ツール」ダイアログで定義され、
フル・ビルド、増分ビルド、自動ビルドの任意の組み合わせが可能であることを忘れないでください。
では、これがどのように動作するかを見てみましょう。
- ナビゲーターで HW プロジェクトを選択します。
ワークベンチ・メニュー・バーで「プロジェクト」>「プロジェクトの再ビルド」を選択します。
- プロジェクトが再ビルドされ、projectBuilder.xml ビルド・ファイルが実行されます。
このビルド・ファイルからの出力は「コンソール」ビューに表示されることに注意してください。
- 「自動ビルド」設定がオンになっていることを確認した後、HelloWorld.java に変更を行い、保管します。
保管によって自動ビルドが起動しますが、自動ビルドはプロジェクト・ビルダーを起動しません。
- 実行する毎にビルド・ファイル出力を確認したくない場合を想定しましょう。
HW プロジェクトの「プロパティー」ダイアログの「外部ツール・ビルダー」ページに戻ります。
Makejar エントリーを選択して「編集...」を選択します。
「メイン」タブの「出力のキャプチャー」オプションのチェックマークを外し、
変更を適用して終了し、ワークベンチに戻ります。
これで、Eclipse におけるプロジェクト・ビルダーとしての Ant ビルド・ファイルについての説明は終了です。
繰り返しますが、この例には Java が使用されているものの、
プロジェクト・ビルダーは Java に限定されることなく任意の型のプロジェクトに使用することができます。