ログ・レコードの分散トレースを表示する

分散アプリケーションは、複数のホストおよびプロセスにわたります。 プロファイルおよびロギング・パースペクティブのプロファイル・モニター・ビューは、 これらの分散プロセスの代表的な階層を提供します。この階層は、モニター、ホスト、プロセス、およびエージェントといったリソースが、分散アプリケーションの場合は異なるマシン上に存在した状態で含まれるプロジェクトを示します。

シーケンス・ダイアグラム・ビューは、 プロファイル・モニター・ビューのそれぞれの異なる階層レベルから開くことができるため、 ビューに示される実行データの量は、ビューが開かれるレベルに直接対応しています。

分散トレースを表示するには、以下のようにします。

  1. プロファイル・モニター・ビューで、アプリケーションが分散されている、 各種ホストが含まれたモニターを選択します。
  2. モニターのポップアップ・メニューから、「開く (Open with)」を選択します。
  3. これで、ビューに表示されるタイプ・ログ対話のシーケンス・ダイアグラムを 選択することができます。

下位レベル (たとえば、プロセスまたはログ・レベル) で対話を選択すると、 選択された対話レベルで収集されたデータが含まれた、部分的なシーケンス・ダイアグラムを表示する、 シーケンス・ダイアグラム・ビューが開きます。

しかし、プロファイル作成リソースの階層の異なるレベルからこれらのビューを開いても、 表示されるデータに影響します。たとえば、モニターのレベルからログ対話ビューを開くと、 ビューにはそのモニターに含まれるすべてのログ・レコード間の対話が表示されます。 これらのダイアグラムをホストから開くと、そのホストの境界内で発生する、 すべての実行のシーケンス・ダイアグラムが表示されます。プロセスでも同様です。 階層が下になるほど、表示できるグラフ・タイプの数が少なくなります。

 

関連概念
ログ・アナライザーの概説

関連タスク
時間を同期する
ログ・ファイルを処理する
シーケンス・ダイアグラム・ビューで作業を行う

関連参照
ログ・ビュー