オブジェクト参照テーブル

オブジェクト参照テーブルには、オブジェクトのセットに対する参照、 またはオブジェクトのセットからの参照が表示されます。これはデータ構造の調査、 メモリー・リークの検出、および予期しない参照の検出に役立ちます。

このテーブルに関する情報を表示するには、 最初にアクティブ・プロセスでオブジェクト参照の収集を実行します (アクティブ・プロセスを右マウス・ボタンでクリックしてから、 「オブジェクト参照の収集 (Collect Object References)」 を選択します)。

表示

「参照の表示 (Show Reference To/By)」列にはツリーが表示されます。  ツリーの第 1 レベルには、アプリケーションによってロードされるクラスが表示されます。 このレベルで、「サイズ」列には、対応するクラスのアクティブ・サイズが表示されます。  表示内容は、「参照先の表示 (Show Reference To)」が選択されているか、 「参照元の表示 (Show Reference By)」が選択されているかによって異なります。

参照先の表示

選択されたクラス・オブジェクトによって参照されているオブジェクトの ツリーを表示します。ツリーを下位に進むにしたがって、 それに続く各レベルに、前のオブジェクトによって参照されているオブジェクトが表示されます。 

以下は、「参照先」が選択されているテーブルの例です。
 

参照元の表示

選択されたクラス・オブジェクトを参照しているオブジェクトのツリーが 表示されます。ツリーを下位に進むにしたがって、 それに続く各レベルに前のオブジェクトを参照しているオブジェクトが表示されます。

以下は、「参照元」が選択されているテーブルの例です。

コントロール

オブジェクト参照テーブル・コントロールは、以下のもので構成されています。

ツールバー・コントロール

ツールバーから、以下のことを実行できます。

ソースを開く ソースを開くアイコン
選択した項目のソースを開きます。
メニュー ドロップダウン・メニューを開くアイコン
参照元 (Show Reference By)」または 「参照先 (Show Reference To)」のいずれかを選択します。

フィルター操作

テーブルは、参照の名前を基にフィルター操作を提供します。   フィルター操作 (Filter)」フィールドを使用して、 ストリング・パターンを指定します。 

テーブル・コントロール

ソートする列のタイトルをクリックします。 逆順でソートするには、列のタイトルを もう一度クリックしてください。列のタイトルには、その列が昇順でソートされる場合、 < が接頭部に付加され、 降順でソートされる場合は > が付加されています。

文字を入力すると、テーブルはその文字で始まる次のオブジェクトに位置変更します。

ポップアップ・コントロール

以下に記述する選択を含むオブジェクト参照テーブルのポップアップ・メニュー

ポップアップには、以下の選択項目があります。

ビューの最新表示
プロファイルおよびロギング・ビューを更新します。
列の選択
どの列を隠し、どの列を表示するかを選択します。 以下から選択できます。

可能な列が示された列の選択ダイアログ

上へ (Up)」と「下へ (Down)」を使用して、 列の配置を変更します。一番上の列は、テーブルの左端に表示されます。

 

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関連タスク
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