アクティブ・スレッドを識別する
プログラムの実行をよりよく理解し、いつ、どこで大半のプログラム・リソースが
消費されているかを知るためには、どのスレッドがいつアクティブになっているかを
知ることが有用です。この目的のためには、実行フロー・ビューが役立ちます。
実行フローを開くには、以下のステップに従ってください。
- 実行フロー情報の収集が使用可能になっていることを確認します。
この操作はプロファイルを作成するアプリケーションを起動、または
そのアプリケーションに接続したときに行います。 プロファイル作成オプションの
「アプリケーションが遅すぎる (My application is too slow)」
を選択し、次に詳細オプションから
「実行フローのグラフィカル詳細の表示 (Show Execution flow graphical details)」
を選択します。
- プロファイル・モニター・ビューで、モニターまたはエージェントのいずれかを選択します。
- 右マウス・ボタンをクリックし、次に「開く (Open With)」>
「実行フロー (Execution Flow)」の順に選択します。実行フロー・ビューが開きます。
各スレッドは、多数のメソッド呼び出しで構成されています。メソッドは
縦のストライプで表されており、左から右に向かって進み、スレッドのアクティブな部分は
この右から左への進行によって識別されます。
ヒント
- グラフが込み合い過ぎて読み取りが困難な場合は、込み合った区域をズームイン
してください。
- メソッドを選択すると、その呼び出し先メソッドがすべて黄色で強調表示されます。
- ワークベンチでビューをドラッグ・アンド・ドロップし、必要に応じて、
同時に配置することができます。
- カーソルを指すと必ず、その場所に対応する基本時間が状況バーに示されます。
- ビューの表示をリセットするには、「ホーム (Home)」ボタンをクリックします。
関連概念
プロファイル作成ツールの概説
実行フロー・ビューとテーブル
関連タスク
アプリケーションのプロファイルを作成する
Java プロセスを起動する/接続する
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