リンクされたリソース

リンクされたリソースとは、プロジェクト・ロケーションの外にあるファイル・システムの ロケーションに保管されたファイルおよびフォルダーのことです。 このような特殊リソースは、親リソースとしてプロジェクトを持っている必要があります。 リンクされたフォルダーおよびファイルを使用すれば、何らかの理由でプロジェクトの外側のある場所に保管されなければならないリソースを ご使用のプロジェクトに追加することができます。 たとえば、リンクされたフォルダーを使用すると、ビルド出力をソース・ファイルから切り離して保管することができます。

リンクされたリソースをワークスペース内の他のリソースとオーバーラップして使用することもできるため、 あるプロジェクトからのリソースを他のプロジェクトに表示させることも可能です。 ワークスペース内でリソースをオーバーラップしたい場合、注意が必要です。 ある場所でリソースを変更するというこの方法は、重複リソースを同時に変更する原因になるという点に注意してください。 1 つの重複リソースを削除すると、両方とも削除されてしまいます。

リンクされたリソースを取り扱う際には、特殊な規則が適用されます。 プロジェクト直下に配置されなければならないため、リンクされたリソースを他のフォルダーにコピーしたり移動することはできません。 リンクされたリソースを削除しても、ファイル・システム内の対応するリソースが削除されてしまうことはありません。 ただし、リンクされたフォルダーの子リソースを削除すると、ファイル・システムからそれを削除する原因になります。

Eclipse プラットフォームの上部にビルドされたいくつかのプラグインには、リンクされたリソースとの互換性がありません。 この場合、ご使用のワークスペース上にリンクされたリソースが作成されないよう、そのフィーチャーを完全に使用不可にすることができます。 リンクされたリソースは「ウィンドウ」>「設定」>「ワークベンチ」>「リンクされたリソース」設定ページから使用不可にすることができます。 ある種の型のプロジェクトまたはチーム・リポジトリー・プロバイダーも、 リンクされたリソースをいくつかのプロジェクト上に作成することを禁止できます。

関連概念
ワークベンチ
「ナビゲーター」ビュー
リソース
リソース階層

関連タスク
リンクされたリソースの作成
リソースの削除
リソース・プロパティーの表示

関連参照
リンクされたリソース

 
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