プロジェクトをビルドする順序が重要になる場合がよくあります。 例えば、あるプロジェクトが、別のプロジェクトで定義されている Java クラスを必要としている場合、最初のプロジェクトは、 その前提条件となるクラスをビルドしてからビルドする必要があります。 ワークベンチでは、プロジェクトをビルドする順序をユーザーが明示的に定義することができます。 または別の方法として、プロジェクトの参照を前提条件関係と解釈して、プラットフォームにビルドの順序を計算させることもできます。 ビルドの順序は、ワークスペース全体をビルドする場合や、またプロジェクトのグループにも適用されます。
この順序は、「ビルド順序」設定ページで変更することができます。 最初は、「デフォルト・ビルド順序の使用」オプションがオンになっています。この場合は、プラットフォームがビルド順序を計算します。 このオプションをオフにすると、プロジェクト・リストにアクセスできるようになり、ビルド順序を操作できます。 プロジェクトを選択し、「上へ」および「下へ」ボタンを使用して、ビルド順序を変更してください。 「プロジェクトの追加」および「プロジェクトの除去」ボタンをクリックして、 プロジェクトをビルド順序に追加したり、ビルド順序から除去します。 ビルド順序から除去されたプロジェクトはビルドされますが、 ビルド順序内のすべてのプロジェクトがビルドされた後にビルドされます。
このページの下部には、循環を含むビルド順序を扱う設定があります。 理想的には、プロジェクト間での循環参照を避けてください。 循環を含むプロジェクトは実際、論理的に単一のプロジェクトに属し、可能な場合は単一のプロジェクトに縮小されます。 ただし、循環を含めなければならない場合にすべてを正しくビルドするには、ビルド順序の反復が何回か必要な場合があります。 この設定を変更すると、ワークベンチがビルド順序の反復をやめる前に試行する最大回数が変更されます。
次の図に、「ビルド順序」設定ページの外観を示します。