更新サイト・エディターは、他の PDE エディターで見られるのと同じ概念を使用します。 ただし、ワークスペース内の他のページにあるプラグイン、フラグメント、およびフィーチャーが更新サイト・プロジェクトの フォルダーでどのようにビルドされ、置かれるかを制御する追加ページを持っている点で、他のエディターとは異なります。
更新サイトには、特殊ページ呼び出しビルドがあります。
Eclipse 更新マネージャーによって要求されたとおり、フィーチャーおよびプラグイン・アーカイブを作成するために ビルド可能なフィーチャーがワークスペース内にある、というのが前提です。 このページは、ビルドしなければならないプロジェクトのリストを保守し、ビルドを開始するためのボタンを提供しています。
更新サイト・ビルド・セットアップは、このサイトにビルドされるフィーチャー・プロジェクトを 追加することによって開始されます。 これは「追加...」ボタンの使用によって行われます。 既存のフィーチャー・プロジェクトの選択項目が入ったウィザードが開きます。 更新サイト・プロジェクトは、特定のワークスペースの外で作成 (また、いくつかのワークスペースで共用) できるため、 このリストにあるフィーチャー・エントリーのいくつかは陰影付きのアイコンで表示されます。 これは、特定のフィーチャー (id + version) をワークスペース内に置くことができないことを示しています。 これらのフィーチャーをビルド中に簡単にスキップできるという点で、これは優れています。 この機能で、ワークスペースそれぞれの更新サイトの一部をビルドおよび保守することができます。
フィーチャーがリストに追加されると、それらはチェック・ボックス付きで表示されます。 リスト内のフィーチャーはそれぞれビルドの対象になりますが、サイト・マップにも表示されるのはチェックされている フィーチャーだけです。 これは非常に重要な点です。 フィーチャーにはその他のフィーチャーが組み込まれている場合があり、すべてビルドしなければならず、また更新サイトに 表示されますが、通常、マップ・ファイルにリストされるのはルートだけです。 このリストのフィーチャーがチェックされると、エントリーは自動的にマップ・ファイルに追加されます。 (エントリーは「アウトライン」ビュー、また「フィーチャー」ページにも表示されます。)
「ビルド制御」セクションには 2 つのビルド・ボタン「ビルド」と「すべて再ビルド」があります。 前者が、最後にボタンが押された後で変更されたフィーチャーをビルドするのに対し、 後者は、常にすべてのフィーチャーを再ビルドします。 「ビルドの前に出力フォルダーを消し込む」チェック・ボックスが選択されていると、このボタンは、 新しいアーカイブを作成する前に宛先フォルダーからすべてのアーカイブを削除します。 別のワークスペースによってビルドされたアーカイブが失われることを避けるため、複数のワークスペースで 更新サイトを共有している場合、このチェック・ボックスの使用には注意してください。
これら 2 つのボタンに加え、あるフィーチャーを選択し、該当する項目をポップアップ・メニューから 選択することによって、そのフィーチャーを再ビルドすることが可能です。
フィーチャーがビルドされると、ビルドはフィーチャーそれ自身にとどまりません。 そのフィーチャーによって参照されているプラグインおよびフラグメントもビルドされます。 ビルドされたアーカイブ (JAR) は、指定された宛先フォルダー (フィーチャーは features に、プラグイン/フラグメントは plugins に) 置かれます。
ビルドの間、進行モニター・ダイアログがビルドの進行状況を表示します。 エラーが発生した場合、ビルド・ログ・ハイパーリンクに従って、何が起こったのかを調べることができます。
「ビルド」ページに表示されている情報すべてが保管されている場所は、 更新サイト・プロジェクトの .sitebuild フォルダーです。 これは、ビルド・ログ・ファイルが置かれている場所でもあります。 「パッケージ・エクスプローラー」ビューを表示している場合、フォルダーを調べるときに ".*" フィルターを オフにしておくようお勧めします。