ハイパーリンク・コントロール

ハイパーリンクは、UI 書式のコンテキストで使用する場合に、標準の SWT ウィジェット・セットを補うために作成されるカスタム・ウィジェットです。 ハイパーリンクは、Web ブラウザー・ハイパーリンクと同様に振る舞う選択可能テキスト制御です。

	Hyperlink link = toolkit.createHyperlink(form.getBody(), "Click here.",
				SWT.WRAP);
		link.addHyperlinkListener(new HyperlinkAdapter() {
			public void linkActivated(HyperlinkEvent e) {
				System.out.println("Link activated!");
			}
		});
		link.setText("A sample link");

ハイパーリンクは、ユーザーがそのハイパーリンクと対話するときに、HyperlinkEvent オブジェクトを発行します。 HyperlinkListener を追加することによって、クライアントは、マウスがリンクに入る、またはリンクから出るとき、 および活動化するときを捕そくすることができます (マウス・クリック、または「Enter」キーのいずれかで)。

書式ツールキットによって作成されたハイパーリンクは、 自動的にハイパーリンク・グループに挿入されます。HyperlinkGroup は、 グループに属するすべてのリンクについて、標準の吹き出し前景色、 下線スタイルなどの共通のハイパーリンク・プロパティーを管理します。

多数のハイパーリンクは、1 つの小さなイメージに結合されているため、UI 書式では、ImageHyperlink というサブクラスが提供されています。このサブクラスは、 テキストおよびイメージを 1 つのクリック可能コントロールに結合する機能を追加します。 このクラスは、ハイパーリンク・イメージ (テキストなし) が必要なときにも使用します。 イメージが設定されていない場合、ImageHyperlinkHyperlink と同じ振る舞いをします。