Ant スクリプトは通常、プラグイン開発環境 (PDE) を使用して生成されますが、
手操作によって、または別のスクリプトから生成を行うことも可能です。
実際、PDE はさまざまなビルド・スクリプトを生成するための Ant タスクを公開しています。
ビルド・スクリプト生成機能は以下のタスク内に存在します。
各タスク用の引数もリストされています。
elements : 取り出すエントリー。予想されるフォーマットは、 ディレクトリー・ファイル・フォーマットで指定されている type@id という形式です。
buildDirectory : 取り出しスクリプトが生成され、フィーチャーおよびプラグイン・プロジェクトが チェックアウトされるディレクトリー。
directory : ディレクトリー・ファイルに対するパス。
children : 含まれるプラグインおよびフラグメント用のスクリプト生成を呼び出すかどうかを指定します (オプション)。 デフォルトでは true に設定されます。
cvspassfile : CVS パスワード・ファイルの名前 (オプション)。
fetchTag : ディレクトリー・ファイルにおいて提供されるタグを、特定の値でオーバーライドします (オプション)。
configInfo : ターゲットの構成を示す、アンパーサンドで区切られた構成のリストです (オプション)。デフォルトはプラットフォーム独立として設定されています。
recursiveGeneration : ネストされたフィーチャーに対して取り出しスクリプトが生成されるかどうかを指定します (オプション)。デフォルトでは true に設定されます。
elements : リポジトリーから取り出すエントリーです。エントリーは、ディレクトリー・ファイル・フォーマットで指定されている type@id という形式であるものと予想されます。
buildDirectory : ビルドするフィーチャーとプラグインが存在するディレクトリーです。
children : 含まれるプラグインおよびフラグメント用のスクリプト生成を呼び出すかどうかを指定します (オプション)。 デフォルトでは true に設定されます。
recursiveGeneration : 含まれるフィーチャーに対するスクリプト生成を呼び出すかどうかを指定します (オプション)。 デフォルトでは true に設定されます。
devEntries : コンパイル・クラスパスに指定するディレクトリーの、コンマで区切られたリストです (オプション)。
buildingOSGi : ターゲットが 3.x か、または 2.1 かどうかを示します (オプション)。
baseLocation : インストール済みのフィーチャーとフォルダーを含むフォルダーを示します (オプション)。
configInfo : ターゲットの構成を示す、アンパーサンドで区切られた構成のリストです (オプション)。デフォルトはプラットフォーム独立として設定されています。
pluginPath : インストール済みのプラグインを指す URL の、コンマで区切られたリスト (オプション)。 指定する場合は、コンパイルするプラグインのリスト全体が、このリストに含まれている必要があります。
archivesFormat : 構成および各構成の予期出力のフォーマットのアンパーサンドで区切られたリストです (オプション)。フォーマットは、ダッシュ (-) により構成から分離されます。サポートされる値は、folder、tar、zip、antZip であり、それぞれが、アーカイブを作成しない、tar を使用してアーカイブを作成する、プラットフォームで使用可能な info zip のバージョンを使用する、ant zip を使用する、ということを意味しています。デフォルト値は、antZip です。
product : RCP 製品がビルドされている場所への「/」で区切られたパス (オプション)。パスの最初のセグメントは、.product ファイルを収容するプラグインのプラグイン ID を参照する必要があります。
signJars : 生成されたスクリプトが、フィーチャーおよびプラグインの jar に署名する必要があるかどうかを示します (オプション)。デフォルト値は false です。 署名タスクに対するパラメーターは、以下の ant プロパティーにより制御されます。sign.alias、sign.keystore、および sign.storepass。それぞれが、ant signJar タスクからエイリアス、鍵ストア、およびストアパス・パラメーターに渡されます。デフォルト値は false です。
generateJnlp : ビルトされているすべてのフィーチャーに対して jnlp ファイルが生成されるかどうかを示します (オプション)。
outputUpdateJars : 設定されている場合、更新サイトのフォーマットでプラグインおよびフィーチャーを生成します (オプション)。デフォルト値は false です。 site.xml は、生成または更新されません。
forceContextQualifier : 指定された値を使用して、プラグインおよびフィーチャーが使用する .qualifier を置換します (オプション)。
<eclipse.fetch elements="bundle@org.eclipse.osgi" buildDirectory="c:¥toBuild" directory="directory.txt" configInfo="win32,win32,x86 & linux, motif, x86" /> <eclipse.buildScript elements="bundle@org.eclipse.osgi" buildDirectory="c:¥toBuild" archivesFormat="macosx, carbon, ppc - tar"/>
前述のタスクは、Eclipse が実行されている場合にのみ処理を行います。 Eclipse タスクを使用して Ant スクリプトを実行する特定のシナリオでは、Eclipse Ant Runner アプリケーションを使用してそのスクリプトを実行する必要があります。 この特定の場合のためのコマンド行を次に示します。
java -cp startup.jar org.eclipse.core.launcher.Main -application org.eclipse.ant.core.antRunner -buildfile build.xml
アプリケーションの後に表示されたパラメーターが、Ant に受け渡されるパラメーターであることに注意してください。