リソース・マーカー

org.eclipse.core.resources.markers

ワークスペースでは、任意のリソースにおけるマーカーの概念がサポートされています。 マーカーは一種のメタデータであり (プロパティーと同様)、リソースにユーザー情報をタグ付けするために使用されます。 マーカーは、ワークスペースの保管やスナップショットを行う際にオプションで永続化することができます。

ユーザーは、指定された型のマーカーを定義および照会できます。 マーカー型は、多重継承をサポートする階層内に定義されています。 マーカー型定義は、その型に関して存在する属性の数や、その型のマーカーを永続化するかどうかについても指定します。

マーカーの作成者は、マーカー拡張ポイントを使用することにより、そのマーカー型を シンボリック名に登録することができます。 これはワークスペース内からマーカーの作成および照会に使用されます。 シンボリック名は、マーカー拡張機能の ID です。 マーカー拡張機能を定義する場合は、"name" 属性の値を人間が理解できる形で組み込むようにしてください。 これは、マーカーを識別し、場合によっては、ユーザーに提示されることがあります。

<!ELEMENT extension (super* , persistent? , attribute*)>

<!ATTLIST extension

point CDATA #REQUIRED

id    CDATA #IMPLIED

name  CDATA #IMPLIED>


<!ELEMENT super EMPTY>

<!ATTLIST super

type CDATA #REQUIRED>


<!ELEMENT persistent EMPTY>

<!ATTLIST persistent

value (true | false) >


<!ELEMENT attribute EMPTY>

<!ATTLIST attribute

name CDATA #REQUIRED>


マーカー構成の例を以下に示します。

   

<extension id=

"com.xyz.coolMarker"

point=

"org.eclipse.core.resources.markers"

name=

"Cool Marker"

>

<persistent value=

"true"

/>

<super type=

"org.eclipse.core.resources.problemmarker"

/>

<super type=

"org.eclipse.core.resources.textmarker"

/>

<attribute name=

"owner"

/>

</extension>

いずれの型のマーカーも、org.eclipse.core.resources.IMarker のインスタンスです。

プラットフォーム自体には、いくつかの事前定義マーカー型があります。 特定の製品のインストールにより、必要な追加マーカーの組み込みが可能です。