プロジェクト・ビルダーの実行

プロジェクト・ビルダーで最も重要なポイントは、 ユーザーによって明示的に実行されるのではなく、 ビルド・ファイルを所有するプロジェクトに対して限定ビルドが行われるといつも実行されることです。 ビルダーは「外部ツール」ダイアログの「ビルド・オプション」タブで指示された とおりにトリガーされること、また、クリーン後、手動ビルド中、自動ビルド中の 任意に組み合わせが可能であることを覚えておいてください。 では、これがどのように動作するかを見てみましょう。

  1. ナビゲーション・ビューで HW プロジェクトを選択します。 ワークベンチ・メニュー・バーで「プロジェクト」>「クリーン...」と選択し、 「選択したプロジェクトをクリーン」を選択して「OK」をクリックします。
  2. プロジェクトが再ビルドされ、projectBuilder.xml ビルド・ファイルが実行されます。 このビルド・ファイルからの出力は「コンソール」ビューに表示されることに注意してください。
  3. 「自動ビルド」設定がオンになっていることを確認した後、HelloWorld.java に若干の変更を行い、保管します。 保管によって自動ビルドが起動しますが、自動ビルドはプロジェクト・ビルダーを起動しません。
  4. 実行のたびにビルド・ファイル出力を確認したくない場合を想定しましょう。 HW プロジェクトの「プロパティー」ダイアログの「外部ツール・ビルダー」ページに戻ります。 Makejar エントリーを選択して「編集...」を選択します。 「メイン」タブの「出力をキャプチャーする」オプションのチェックマークを外し、 変更を適用して終了し、ワークベンチに戻ります。

これで、Eclipse におけるプロジェクト・ビルダーとしての Ant ビルド・ファイルについての説明は終了です。 繰り返しますが、この例には Java プロジェクトが使用されているものの、 プロジェクト・ビルダーは Java に限定されることなく任意型のプロジェクトに使用することができます。