プラットフォームは、製品の更新と拡張のための標準ツールを提供します。 製品を更新および拡張するためのプラットフォーム・メカニズムに参加するには、パッケージする製品を以下のガイドラインに従わせる必要があります。 これで、製品が Eclipse を基にしたその他の製品と安全に共存することが可能になり、他の製品の機能を向上させることさえも可能になります。
acmeweb 製品のサンプル・ディレクトリー構造をもう一度見てみましょう。
acmeweb/ acmeweb.exe eclipse/ .eclipseproduct eclipse.exe startup.jar install.ini .config/ platform.cfg jre/ features/ com.example.acme.acmefeature_1.0.0/ feature.xml ... plugins/ com.example.acme.acmefeature_1.0.0/ plugin.xml about.ini about.html about.mappings about.properties acme.png plugin_customization.ini splash.jpg welcome.xml com.example.acme.acmewebsupport_1.0.0/ ... links/ ...
これらのファイルはどこから来たのでしょうか? 開発チームの視点から製品コンテンツを見てみましょう。 インストールされたファイルは 5 つの主なカテゴリーにグループ分けできます。
正しいインストール・スクリプトは、以下を行うことによって適切なディレクトリー構造を生成します。
複数のユーザー間でインストールを共有することを意図して製品をインストールする場合、製品の共用インストール・ディレクトリーから個々のユーザーのデータ (workspace ディレクトリーなど) を分離するよう注意する必要があります。
製品をアンインストールするときには、以下の項目が重要になります。
製品がすでにインストールされているとき、サービスの更新またはアップグレード (使用可能な場合) をインストーラーが許可する必要があります。 製品の存在は、acmeweb/eclipse/.eclipseproduct を検索することによって確認します。 このマーカー・ファイル内の情報は、正しい製品が更新されることをユーザーに確認するために使用できます。 更新の可用性は、フィーチャー名に対するパターン・マッチングによって確認できます。 例えば、acmeweb/eclipse/plugins/com.example.acmefeature_1.0.1 の存在は、製品にバージョン 1.0.1 の更新がすでに適用されたことを示しています。
再インストールの妥当性が確立されたら、インストール・プログラムが必要に応じてファイルをコピーまたは置換する必要があります。 基礎となる Eclipse プラットフォームのバージョンが変更されていない場合、その全ディレクトリーを無視できる可能性が高くなります。 プラットフォームのフィーチャーとプラグインに付加されたバージョン番号は、 プラグインまたはフィーチャーのディレクトリーの下を変更することが必要かどうかを判別するために使用できます。
製品のインストールに関する追加情報については、 『Eclipse インストーラーの作成方法』を参照してください。