1. はじめに
2. 準備
3. 検索
4. セレクションの自動検索
5. 語尾の自動補正
6. マルチメディアデータの再生
7. インターネット検索
8. キーボードショートカット
9. 表示のカスタマイズ
10. リモート実行
11. その他の設定
1. 辞書グループの作成以上で準備は完了です。設定はユーザのホームディレクトリの中の ".ebview" というディレクトリに保存されます。
まずは辞書を分類するためにグループを作ります。ダイアログの左側の「グループ名」という入力ボックスに名称を入力し、「追加」ボタンを押します。「英和」「和英」など、辞書の種類で分類すると良いでしょう。
"selection" というグループを作っておくと、セレクションの自動検索の際に、選択されている辞書グループに関係なくそのグループの中の辞書が使われます。
2. 辞書の検索
次にディスクから辞書を検索します。「ディレクトリ」という入力ボックスにディレクトリ名を入力し、「ディスクを検索」ボタンを押します。これにより、指定されたディレクトリの下から辞書が検索されます。検索は、指定した深さまで行われ、catalog もしくは catalogs というファイルが見つかると辞書とみなされます。深さ 0 は指定したディレクトリの中だけ (サブディレクトリは含まない) を検索することを示します。
3. 検索した辞書のグループへの追加
検索した辞書から追加したいものを選択して「追加」ボタンを押します。その際、名前は自由に決めることができます。
検索方法
意味
おまかせ検索
下記の完全一致検索と条件一致検索を自動的に行います。
完全一致検索
入力語に完全に一致した項目だけが検索結果として表示されます。
前方一致検索
入力語で始まる項目が検索結果として表示されます。例えば、"difficult" と入力すれば "difficult" や "difficulty" などにヒットします。
後方一致検索
入力語で終わる項目が検索結果として表示されます。例えば、 "tist" と入力すれば "dentist" や "systematist" などにヒットします。 条件検索
複数のキーワードを指定して検索する方法です。例えば、 "grow" と "up" の2つを検索語として指定することで、"grow up"にヒットします。 複合検索
複数のキーワードを指定して検索しますが、各キーワードにはあらかじめ意味がつけられています。キーワードを一覧の中から指定することも可能です。
全文検索
辞書の中から、指定した検索語を本文の中に含んでいる項目を全て検索する方法です。辞書の中を最初から終わりまで検索するため、検索には時間がかかります。
インターネット検索
辞書の中からではなく、インターネット検索を行います。
メニュー
辞書のメニューデータ (通常は使用方法は凡例など) を表示します。辞書によってはメニューデータがない場合もあります。
著作権表示
辞書の著作権データを表示します。辞書によってはない場合もあります。
なお、むやみにポップアップウィンドウが開くのを防ぐため、一度検索した文字列を続けて選択しても検索が行われません。同じ語をもう一度検索したい場合には、いったん別の語を選択してから再度その語を選択してください。
左ボタン ポップアップウィンドウを閉じる。 中央ボタン 前の候補を表示する。 右ボタン 次の候補を表示する。
キー
割り当てられている機能
F1 おまかせ検索 F2 完全一致検索 F3
前方一致検索 F4
後方一致検索 F5
条件検索 F6
複合検索 F7
全文検索 F8
インターネット検索 Return 検索を開始 Escape 検索語のクリア Ctrl + p
前のヒット
Ctrl + n 次のヒット
Ctrl + c
クリップボードにコピー
Ctrl + h
ヘルプの表示
Ctrl + q
プログラムの終了
Ctrl + Up
前の辞書グループ
Ctrl + Down
次の辞書グループ
Ctrl + 数字
辞書Xの切り替え
Alt + Left
ヒストリを戻る
Alt + Right
ヒストリを進む
ebview-client --search 検索語
検索語で指定した語を検索します。複数の語をスペースで区切って指定することができます。
ebview-client --selection
Xセレクションの検索を1度だけ行います。
ebview-client --popup
Xセレクションの検索を1度だけ行い、結果をポップアップウィンドウに表示します。